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DBとDC インフレに強いのはどっち? 物価上昇に見合った退職金の確保に必要なこと

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DBとDC インフレに強いのはどっち? 物価上昇に見合った退職金の確保に必要なこと

日本では長らくデフレの時代が続いてきましたが、ここ2,3年は物価が上昇し、それに伴って賃上げの動きも強まってきています。ところが、退職金については「インフレに対応するために金額を引き上げた」という話はこれまでのところあまり聞こえてきません。しかし、物価が上がっているのに退職金の額が変わらなければ、実質的な水準としては下がっていることになります。 今回は、物価上昇に応じて退職金(退職給付)の水準を確保するためには何が必要なのか、制度ごとの特性を踏まえて解説します。

著者 : 向井洋平 (むかい ようへい)

向井洋平

クミタテル株式会社 代表取締役社長

1978年生まれ。京都大学理学部卒業後、大手生命保険会社を経て2004 年にIICパートナーズ入社。2020年7月、クミタテル株式会社設立とともに代表取締役に就任。大企業から中小企業まで、業種を問わず退職金制度や高年齢者雇用に関する数多くのコンサルティングを手掛ける。日本アクチュアリー会正会員・年金数理人、日本証券アナリスト協会検定会員、1級DCプランナー、2級FP技能士。「人事実務」「人事マネジメント」「エルダー」「企業年金」「金融ジャーナル」「東洋経済」等で執筆。著書として『確定拠出年金の基本と金融機関の対応』(経済法令研究会)ほか。

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