【2025年2月3日更新】2025年 最新イグジット・マネジメントニュースまとめ読み【1月版最新】
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2025年1月まとめ
1月15日 厚生労働省、確定給付企業年金に係る資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドラインを改正
確定給付企業年金に係る資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドラインの改正についてのパブリックコメントの結果が公示されました。
提出された意見を踏まえて当初案から一部文言の修正や追加が行われていますが、大枠に変更はなく、「運用評価と見直し」「専門性の確保・向上」「アセットオーナー・プリンシプル」の項目が新たに設けられています。
改正後のガイドラインは以下に掲載されています。
1月20日 ホンダ、2025年6月から定年制度を廃止し、65歳以降の就労が可能な制度を導入することを発表
ホンダは人事の取り組みについての説明会の中で、高い技術・技能をもつ一部の従業員に対して2025年6月から定年制度を廃止し、65歳以降の就労が可能な制度を導入することを発表しました。
これにより、企業としての競争力の維持と高齢化社会における安定的な雇用創出の両立を図るとしています。
また、役職者の給与・評価制度を大幅に改定し、経営事業基盤の変革をリードする「トランスフォーメーション」職と、技術革新と新事業の創出をリードする「イノベーション」職の2つの給与・評価体系を導入するとしています。
1月24日 厚生労働省、2025年度の年金額改定を公表
令和7年度(2025年度)の年金額改定が厚生労働省から公表されました。
物価・賃金の上昇を反映し、令和6年度から1.9%引き上げられます。
改定率の詳細は以下のとおりです。
① 物価変動率:2.7%
② 名目手取り賃金変動率:2.3%
③ マクロ経済スライド調整率:▲0.4%
①>②のため、②+③=1.9%
また、「夫婦2人の標準的な年金額」のほか、経歴類型・男女別に5パターンの年金額が例示されています。
1月27日 クミタテル株式会社、「リテンション・プラス」をリリース
当社クミタテル株式会社は、企業の離職対策や人材定着施策を効果的に実行できるよう専門家がサポートする離職防止支援ソリューション「リテンション・プラス」をリリースしました。
「リテンション・プラス」では、詳細な現状把握とデータ分析を通じて可視化された実態に基づき、企業が本当に防ぐべき離職を定義します。
現状分析により誰の何の理由での離職を防ぐべきかが明確になることで、必要な人材を確保するうえで有効な離職対策や人材定着施策を推進することが可能となります。
また、その後の離職対策や人材定着施策の実行・モニタリングまで専門家が伴走することにより、離職防止だけでなく、必要な人材が定着し長く活躍できるしくみを整え、従業員生涯価値の最大化を図ります。
1月29日 厚生労働省、確定給付企業年金の下限予定利率及び基準死亡率の改定を公示
確定確定給付企業年金の下限予定利率及び基準死亡率の改定がパブリックコメントにて公示されました。
2025年度の下限予定利率は10年国債利回りを勘案して0.3%となる見込みです(2024年度は0.1%)。
また、2025年度以降の基準死亡率は公的年金の財政検証を受けて改定され、平均余命は全体的に延びる方向です。
加えて、最低積立基準額の計算において基準死亡率に乗じる係数は男子0.84(現行0.86)、女子0.825(現行0.86)に引き下げられる見込みです。
<確定給付企業年金施行規則の改正案>
<確定給付企業年金法施行規則に規定する予定利率の下限及び基準死亡率の一部改正案>
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