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エンゲージメントサーベイが無駄に終わってしまう根本原因―マテリアリティと多義性とは

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エンゲージメントサーベイが無駄に終わってしまう根本原因―マテリアリティと多義性とは

従業員エンゲージメントは人事・組織領域で近年重要視されるようになった指標であり、最近では人的資本経営の観点からも注目度が高まっています。それに伴い、従業員エンゲージメントを定量的、定期的に測定するためのエンゲージメントサーベイを導入する企業も増えています。パーソル総合研究所が300人規模以上の企業を対象に行った2026年3月の調査では、従業員サーベイを実施している企業は76.7%に上り、その目的は「従業員のエンゲージメントの向上」が最多で64.8%となっています。

一方で、同調査では従業員サーベイに対して人事側と従業員の双方から多くの課題があがっており、機能不全や形骸化が指摘されています。実際、あなたの周りでも「これって意味あるの?」「回答しても何も変わらないよね」という会話が交わされていないでしょうか?何を隠そう当社グループにおいてもそのような状況が起きていました。ではなぜエンゲージメントサーベイに効果を実感できないのか、当社グループでの経験も踏まえてより本質的な原因に迫っていきたいと思います。

著者 : 向井洋平 (むかい ようへい)

向井洋平

クミタテル株式会社 代表取締役社長

1978年生まれ。京都大学理学部卒業後、大手生命保険会社を経て2004 年にIICパートナーズ入社。2020年7月、クミタテル株式会社設立とともに代表取締役に就任。企業規模・業種を問わず高齢者雇用や退職金制度のコンサルティングを数多く手掛ける。日本アクチュアリー会正会員・年金数理人、日本証券アナリスト協会検定会員、1級DCプランナー、2級FP技能士。「労政時報」「人事マネジメント」「エルダー」「企業年金」「金融ジャーナル」「東洋経済」等で執筆。著書として『確定拠出年金の基本と金融機関の対応』(経済法令研究会)ほか。

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