TOP > コラム退職金・年金関連のニュース・トピックイグジットマネジメント > イグジットマネジメントとは | イグジットマネジメント入門

お役立ち情報

退職から人事制度を組み立てるサイト「クミタテル」 > お役立ち情報 > コラム > イグジットマネジメントとは | イグジットマネジメント入門

イグジットマネジメントとは | イグジットマネジメント入門

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イグジットマネジメントとは | イグジットマネジメント入門

イグジットマネジメントとは、人材マネジメントの最後に位置するものであり、「雇用とキャリアの出口戦略」とも言い換えられます。人的資源を最大限に活用しつつ組織の新陳代謝を図っていくためには、新たな人材の採用・登用とともに、長年組織に貢献してきた人材が第一線を退いたあとの出口を描いておくことが求められます

それは、現役時代に培った経験を生かして組織の中で新たな役割を担うことだったり、一担当者として能力を発揮できる限り組織に貢献し続けることだったり、あるいは組織内での役割を終えて転進することだったりと、企業や個人によって様々な道が考えられます。

一定の年齢で一律に雇用関係を終了する定年制は、ある意味で最も強力なイグジットマネジメントの手法でした。しかし65歳までの雇用確保措置が企業に義務付けられたことで、今では従業員は希望すれば定年後も再雇用により会社に居続けられるようになりました。シニアの「ぶら下がり社員化」を防ぐためにも、イグジットマネジメントの重要性は増しています

従来、イグジットマネジメントにおける「出口」とは退職を意味するものでしたが、これからは出口に向かう過程を含めて考えることが必要となるでしょう。大きな方向性としては次の3つが考えられます。

1. 年齢にかかわらず活躍できる場を用意する

年齢にかかわらず活躍できる場を用意し、適正に処遇することで、本人が引退を決めるまで組織内で意欲を持って働き続けられるようにすることです。ダイバーシティ(多様性)推進の一環と捉えることもできるでしょう。人材マネジメントを考える上では、健康の維持や加齢に伴う身体機能の低下への対応といった観点も必要になってきます。

2. 本人の主体性を重視する

組織内で求められるシニア社員の人材像や処遇を提示しつつ、どのような道を選択するのかは本人の主体性を重視する考え方です。シニアの雇用についての会社の考え方や用意している仕組み、限界を明示したうえで、継続雇用の場合であっても自ら選択するという意識を持たせることがカギとなります。

3. 積極的に転職・独立を支援する

組織外への転進を積極的に支援していく考え方です。社員の自律意識が高く、仕事を通じて実際に転職・独立できるような実力を身に付けられることが前提となります。そのうえで、転進を後押しするような仕組み(例えば退職金の上乗せなど)を用意していくことになります。

イグジットマネジメント 大きな方向性

どの方向性をとるにしても、社員が組織の内外で活躍し続けられるようになるためには、本人が実力を身に付けることと、それを発揮できる場を見つけることが必要であり、それには出口に差し掛かる前からの準備が不可欠となります。したがって、イグジットマネジメントとは退職という一時期にフォーカスされるものではなく、入社から退職に至る社員のキャリアを通じて考えるべきテーマだといえます。




著者 : 向井洋平 (むかい ようへい)

向井洋平

株式会社IICパートナーズ 常務取締役

日本アクチュアリー会正会員・年金数理人。京都大学理学部卒。大手生命保険会社を経て、2004 年、IICパートナーズへ入社。アクチュアリーとして退職給付会計や退職金・年金制度コンサルティング、年金資産運用コンサルティングをおこなう。2012 年、常務取締役に就任。著書として『金融機関のための改正確定拠出年金Q&A(第2版)』 (経済法令研究会/ 2018 年 10 月刊) がある。2016 年から退職金・企業年金についてのブログ『社員に信頼される退職金・企業年金のつくり方』を運営。

> この著者の記事をもっと見る

出口 (イグジット) を見据えたシニア雇用体制の確立をしましょう

労働力人口の減少と高齢化が同時進行する中、雇用の入口にあたる採用、入社後の人材育成・開発に加え、出口 (イグジット) をどうマネジメントしていくかが、多くの企業にとっての課題となりつつあります。特に、バブル入社世代が続々と 60 歳を迎える 2020 年代後半に向けて、シニアの雇用をどう継続し、戦力として活用していくのか、あるいはいかに人材の代謝を促進するのか、速やかに自社における方針を策定し、施策を実行していくことが求められます。多くの日本企業における共通課題であるイグジットマネジメントの巧拙が、今後の企業の競争力を左右するといっても過言ではありません。

シニア社員を「遊休人員化」させることなく「出口」へと導くイグジットマネジメントを進めるために、まずは現状分析をおすすめします。

現状診断について見る

向井洋平 著『確定拠出年金の基本と金融機関の対応』好評発売中

2019 年 7 月より、従来実質的に対応が困難であった金融機関の窓口における確定拠出年金の運用商品の提示や説明が解禁され、金融機関行職員がその場で対応することができるようになります。そのため、確定拠出年金の業務に携わる金融機関行職員は制度の仕組みを正確に理解したうえで、個人および法人のお客様が制度を有効に活用できるようにするための対応力が求められます。

基本的な知識からお客様への対応までをわかりやすく説明し、確定拠出年金の業務に携わる方々の一助となる一冊です。

ご購入はこちらから (外部サイト)

退職金や企業年金の最新情報が届きます

クミタテルのオリジナルコンテンツや退職給付会計・企業年金・退職金に関連したQ&Aなどの更新情報をメールマガジンにて配信しています。

最新情報をメールで受け取る

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

資料ダウンロードやメルマガ登録、お問い合わせは、 各フォームよりご連絡ください。

お電話からのお問い合わせはこちら

03-5501-3798

03-5501-3798

イグジットマネジメント!ニュース

イグジットマネジメントについての最新情報やお役立ち情報、対談記事などをメールマガジンで自動受信できます。

メルマガ登録フォーム

お役立ち資料をダウンロード

イグジットマネジメントや退職金制度の「困った」「知りたい」を解決する資料を無料でダウンロードできます。

無料資料ダウンロード

ご質問やお問い合わせはこちら

資料ダウンロードやメルマガ登録、サービス内容に関するご質問やご不明な点などがありましたら、こちらよりお問い合わせください。

問い合わせする